国内旅行業務取扱管理者の語呂合わせ|覚える量を減らす暗記のコツ

国内旅行業務取扱管理者の語呂合わせを使う所と作り方を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が観光庁・日本旅行業協会(JATA)・全国旅行業協会(ANTA)などの公開情報を調べて独自に執筆しています。試験の日程・受験手数料・法令は変更されることがあるため、最新の情報は各試験の実施機関のサイトで確認してください。

観光地や数字が多すぎて、覚えたそばから抜けていく。試験が近づくほど、語呂合わせに頼りたくなりますよね。

結論から言うと、国内旅行業務取扱管理者の語呂合わせは、地理・観光資源・数字のような「理由のない組み合わせ」にだけ使い、計算や約款の理由は語呂に頼らないのがコツです。

この記事を読むと、語呂合わせを使う所の見分け方と、自分で語呂を作る手順が分かります。

目次

語呂合わせはどこで効く?向く所と向かない所

先に結論

語呂合わせが効くのは、覚える理由がなく「AとBの組み合わせ」を覚えるだけの所です。理由を理解すれば解ける所に語呂を使うと、かえって覚える量が増えてしまいます。

『全部を語呂にすれば、楽に覚えられるのでは?』と思う方もいますよね。

実は、語呂合わせは作るのにも覚えるのにも手間がかかります。使う所をしぼった方が、覚える量はぐっと減るんです。

国内試験の科目は、法令・約款・国内旅行実務の3つです。どこに語呂が向くかを表にしました。

覚えること語呂合わせ理由
観光地と都道府県の組み合わせ向く組み合わせに理由がなく、丸ごと覚えるしかない
郷土料理・祭り・温泉などと地域向く数が多く、似た名前が混ざりやすい
法令の数字(年数・距離・金額)向く数字そのものに意味がなく、取り違えやすい
約款の取消料や期限の数字一部だけ向く数字は語呂でよいが、決まりの理由は理解したい
運賃・料金の計算向かない手順を理解しないと、問題が変わると解けない
約款の「なぜそうなるか」向かない理由で覚えた方が、言い回しが変わっても解ける
語呂合わせが向く地理・観光資源・数字と、向かない計算・約款の理由を分けた図解

迷ったら「理由を説明できるか」で決める

語呂にするか迷ったら、その内容の理由を一言で説明できるかを考えてみてください。説明できるなら理解で覚え、説明できないなら語呂の出番です。

例えば、観光地がその県にある理由は説明できませんよね。一方で、約款の決まりの多くは「旅行者と旅行会社のどちらを守るためか」という理由で説明できます。

自分で語呂を作る手順

人の語呂より、自分で作った語呂が残る

本やネットの語呂合わせは、自分の言葉ではないので忘れやすいことも。少し時間がかかっても、自分で作った語呂の方が試験の日まで残りやすいんです。

『語呂を作るのって、センスが要りそう』と感じますよね。

ただ、うまい語呂である必要はありません。自分が思い出せれば十分です。

語呂を1つ作る手順
  1. 覚えたい組み合わせを、1行に書き出す
  2. 取り違えやすい部分(数字・地名の頭の音)に印をつける
  3. 印の部分の音を拾って、短い文を作る
  4. 声に出して3回言い、言いにくければ作り直す
  5. 作った語呂を、元の組み合わせと並べてカードに書く

ポイントは2番目です。全部を語呂にするのではなく、取り違えやすい部分だけを音にすると、短くて覚えやすい語呂になります。

法令の数字で作ってみた例

国内試験の法令には、覚えにくい数字がいくつか出てきます。作り方の例として、旅行業法の数字で語呂を作ってみました。

覚えたいこと語呂の例元の決まり
定期研修は5年ごと「ご(5)ねんごとに、ご研修」選任された管理者は5年ごとに定期研修を受ける
近くの営業所の距離の合計は40キロ以下「し(4)れ(0)っと近所は1人で兼ねる」営業所間の距離の合計が40キロメートル以下なら1人で足りる場合がある
取引額の合計が1億円を超えると不可「いちおく超えたら、1人じゃ足りない」前の事業年度の取引額の合計が1億円を超える場合は除く
総合の海外旅行実務は200点「海外だけはダブル(2倍)」業法・約款・国内旅行実務は100点、海外旅行実務は200点

うまい語呂かどうかは気にしなくて大丈夫です。テストの最中に「あ、あれだ」と思い出せれば、それで役目を果たしています!

法令全体の押さえ方は、旅行業務取扱管理者の旅行業法対策|登録・管理者・取引ルールの押さえ方で紹介しています。

語呂を作る前に

数字は、今のテキストや公式の案内で確かめてから語呂にしましょう。古い本の数字で語呂を作ると、間違えた数字を覚えてしまうことがあります。

地理・観光資源は、語呂と地図を組み合わせる

語呂は「地域の箱」に入れて使う

観光資源の語呂合わせは、バラバラに作るとすぐに数が増えてしまいます。地図の上で地域ごとにまとめてから語呂を作ると、思い出す手がかりが増えます。

『観光地の数が多すぎて、どこから手をつければいいか分からない』という声はよく聞きます。

国内旅行実務の観光地の問題は範囲が広く、全部を語呂にするのは現実的ではありません。そこで、次の順番で覚える量を減らしてみてください。

観光資源を覚える前のチェック
  • 過去問に出てきた観光地を、白地図に書き込む
  • 同じ県に集まった観光地を、1つのまとまりとして見る
  • 似た名前で取り違えやすい所だけに印をつける
  • 印のついた所だけ、語呂を作る
  • 温泉・祭り・郷土料理など、種類ごとに色を分ける

例えばこんな覚え方

地図に書き込んでいくと、「この県は温泉が多い」「この地域は祭りがよく出る」といった傾向が見えてきます。

傾向が見えた所は、語呂にしなくても思い出せることが多いんです。語呂を作るのは、それでも混ざってしまう所だけで十分です。

働きながら覚える時の工夫

旅行会社の窓口で働いて2年目の場合、仕事で扱ったことのある地域は、もう頭に入っていることも多いはずです。

そういう方は、知っている地域は飛ばして、まだ行ったことも扱ったこともない地域から地図に書き込んでみてください。覚える量が最初からぐっと減ります。

観光学部の2年生の場合は、授業で習った地域や、旅行で行ったことのある場所から始めるのがおすすめです。『ここは行ったことがある』という記憶が、そのまま思い出す手がかりになります。

自分の状況最初に覚える所語呂を使う所
旅行・観光の仕事をしている仕事で扱ったことのない地域似た名前で混ざる所だけ
観光を学んでいる学生授業や旅行で知っている地域の周り知らない地域の組み合わせ
旅行の仕事も勉強も初めて過去問に出てきた観光地地図で覚えても混ざる所

国内旅行実務の勉強全体の進め方は、国内旅行実務の対策|運賃・料金計算と国内地理の勉強法で紹介しています。

白地図に観光地を書き込み、取り違えやすい所にだけ印をつけて覚えている手元の写真

計算と約款は、語呂に頼らない方がいい理由

計算は手順、約款は理由で覚える

運賃・料金の計算や約款の決まりは、語呂で覚えると問題の形が少し変わっただけで使えなくなります。この2つは、手順と理由を理解する方が近道です。

『計算のルールも語呂で覚えれば早いのでは?』と思うかもしれません。

ただ、計算問題は数字や条件が毎回変わります。語呂で覚えた一部分だけでは、どの順番で計算するかまでは思い出せないんです。

よくある失敗

運賃の計算のルールを語呂で丸暗記して、問題文の条件が少し違う問題で手が止まってしまうケースです。計算は、式を紙に書いて手順を体で覚える方が本番で使えます。

計算は、手順を紙に書く

国内試験は電卓が使えないので、計算の練習も手で解く形でやっておきましょう。問題を解くたびに、式と途中の考え方を紙に書くのがおすすめです。

JRの運賃・料金の計算でつまずきやすい所は、旅行業務取扱管理者のJR運賃・料金計算|つまずきやすい所と練習法で紹介しています。

約款は「なぜそうなるか」を一言で

約款の問題は、決まりの理由を一言で言えるようにしておくと、言い回しが変わった問題にも対応しやすくなります。

例えば、こんなふうに自分に聞いてみてください。

「この決まりは、旅行者を守るため?旅行会社を守るため?」
「旅行者が守られる決まりなら、旅行会社に不利な書き方の選択肢は正しいかも」

数字だけは語呂、決まりは理由で、と分けて覚えると、覚える量が減りますよ。

語呂合わせで覚える量を減らす、1日の回し方

語呂を作っても、見直さなければ忘れてしまいます。作るのと同じくらい、思い出す練習の時間を取りましょう。

語呂カードの回し方
  1. その日に作った語呂カードを、寝る前に一度見る
  2. 次の日の最初に、カードの表だけ見て裏を思い出す
  3. 思い出せたカードは、3日後に回す
  4. 思い出せなかったカードは、次の日にもう一度見る
  5. 過去問で出てきたら、カードに印を足す

過去問で何度も出てくる所ほど、語呂を作る価値があります。過去問の使い方は、旅行業務取扱管理者の過去問の使い方|何年分を何周解くかで紹介しています。

独学でいくか、講座を使うか

語呂合わせや暗記のまとめは、独学でも十分に作れます。自分で作る手間が、そのまま覚える時間にもなるんです。

一方で、覚える所のしぼり方や計算の手順を動画で確かめたい方は、講座の教材を比べてみるのも1つの方法です。

旅行業務取扱管理者ガイド

講座を使って効率よく合格を目指したい方へ

旅行業務取扱管理者試験は、法令・約款の暗記に加えて、運賃・料金の計算や地理など範囲が広いのが特徴です。独学で進めるか、通信講座やスクールで質問や模試の機会を得ながら学ぶか。講座の種類と比べ方、資料請求で確かめたい点をまとめました。

無料旅行業務取扱管理者の講座の選び方を見る

試験の日程・受験手数料は各試験の実施機関(JATA・ANTA・観光庁)の案内で最新情報を確認してください。

語呂合わせでよくある相談

悩みは「直前で覚えきれない」

語呂合わせについての相談で多いのは、試験が近いのに観光資源や郷土料理が覚えきれない、というものです。代表的な3つに答えます。

試験の4日前なのに、郷土料理が覚えられない

国内試験まであと4日なのに、郷土料理が全く覚えられていない。どう覚えればいいか、という相談です。

直前で全部を覚えようとすると、他の科目の見直しの時間までなくなってしまいます。まずは過去問で出てきた郷土料理だけにしぼって、地図に書き込んでみてください。

そのうえで、どうしても県を取り違える料理だけ語呂を作ります。残りの日数は、法令や約款の見直しの時間も残しておきましょう。

地理がなかなか頭に入らない

国内試験に向けて勉強しているが、国内の地理がなかなか頭に入らない。何かよい方法はないか、という相談です。

地理は、文字だけで覚えようとすると頭に入りにくい分野です。白地図に書き込み、地域ごとにまとめてから覚えると、位置で思い出せるようになります。

語呂は、地図で覚えても混ざってしまう所にだけ使ってみてください。全部を語呂にしないことが、覚える量を減らすコツです。

観光資源の勉強で、テキストはどう使う?

観光資源の勉強方法と、テキストの使い方を知りたい、という相談です。

テキストの観光資源のページは、最初から全部覚えようとせず、過去問に出てきた所に線を引く使い方がおすすめです。線が多い地域ほど、よく出る地域だと分かります。

テキストの選び方は、旅行業務取扱管理者のテキストの選び方|国内・総合・標準テキストで紹介しています。

よくある質問

国内旅行業務取扱管理者の語呂合わせは、どの科目で使えますか?

国内旅行実務の地理・観光資源と、法令や約款の数字で使いやすいです。運賃・料金の計算や約款の決まりの理由は、語呂より手順と理由で覚える方が本番で使えます。

語呂合わせは自分で作った方がいいですか?

自分で作った方が思い出しやすい傾向があります。うまい語呂である必要はなく、自分が思い出せれば十分です。

観光地は全部覚える必要がありますか?

範囲が広いので、過去問に出てきた所から地図に書き込み、よく出る地域から覚えていくのがおすすめです。

語呂合わせを作る時間がもったいない気がします。

全部を語呂にすると時間がかかります。取り違えやすい部分だけを短い音にすれば、1つ数分で作れて、作る時間そのものが覚える時間にもなります。

語呂合わせで覚えた数字が、今の決まりと違うことはありますか?

古い本の数字だと、今の決まりと違うことがあります。数字は今のテキストや公式の案内で確かめてから語呂にしましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 語呂合わせは、地理・観光資源・数字のような理由のない組み合わせに使う
  • 計算は手順、約款は理由で覚え、語呂に頼らない
  • 取り違えやすい部分だけを音にして、自分で語呂を作る
  • 観光資源は地図で地域ごとにまとめてから、混ざる所だけ語呂にする
  • 作った語呂は、カードで思い出す練習をして残す

まずは過去問に出てきた観光地を5つ、白地図に書き込んでみましょう。混ざりそうな所が見えたら、そこが最初の語呂の出番です。

旅行業務取扱管理者ガイド

旅行業務取扱管理者ガイド 編集部

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