旅行業務取扱管理者の講座を資料請求で比べる方法|確かめたい5つの点

旅行業務取扱管理者の講座を資料請求で取り寄せ、5つの点で比べる方法を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が観光庁・日本旅行業協会(JATA)・全国旅行業協会(ANTA)などの公開情報を調べて独自に執筆しています。試験の日程・受験手数料・法令は変更されることがあるため、最新の情報は各試験の実施機関のサイトで確認してください。

旅行業務取扱管理者の講座が気になっているけれど、いきなり申し込むのは不安。まずは資料請求をしてみたい、という方も多いはずです。

結論から言うと、旅行業務取扱管理者の講座の資料請求は「比べる点を決めてから」取り寄せるのが近道です。何を見るか決めずに資料を集めると、どれもよく見えて決められなくなってしまうんです。

この記事を読むと、資料で確かめたい5つの点と、届いた資料の見比べ方が分かります。

目次

旅行業務取扱管理者の講座、資料請求で何が分かる?

先に結論

資料請求をすると、講座の案内、カリキュラム、教材の見本などを手元で見られることが多いです。公式ページだけでは分かりにくい教材の中身を、実際に読んで確かめられるのがいちばんのよさです。

『資料請求って、結局は申し込みの勧誘なのでは?』と身構えてしまいますよね。

資料請求は、講座を比べるための材料集めです。資料を見たうえで独学に決めても、まったく問題ありません。

資料で分かりやすいことと、分かりにくいことを表にしました。

資料で分かりやすいこと資料だけでは分かりにくいこと
対応している試験(総合・国内・地域限定)自分に合う説明の速さかどうか
カリキュラムと学習の順番質問への返事の速さ
教材の見本(テキストの紙面など)実際に続けられるかどうか
質問・添削・模擬試験の有無改正があった時の案内の細かさ
受講できる期間動画の見やすさ(見本がない場合)

資料だけで分からないことは、申し込む前に学校へ聞いてみるのが確実です。聞き方はこの記事の後半で紹介します。

協会は講座を紹介していない

試験を実施するJATA(日本旅行業協会)とANTA(全国旅行業協会)は、公的な立場から、特定の参考書や講座を紹介していません。

講座を選ぶのは、受ける人自身です。だからこそ、資料を取り寄せて自分の目で比べる意味があります。

そもそも講座が要るかどうかで迷っている方は、旅行業務取扱管理者の講座の選び方から読むと判断しやすいですよ。

資料請求が向いている人

資料請求は、どんな人にも役立つわけではありません。次のような方には、特に向いています。

資料請求が役立つ人
  • 講座を使うか独学にするか、まだ決めていない
  • 紙の教材の見本を手に取って確かめたい
  • 給付制度や受講期間など、細かい条件を比べたい
急いで取り寄せなくてもいい人
  • 独学で進めると、もう決めている
  • 使いたい教材がすでに手元にある
  • 公式の過去問を解いて、手応えを感じている

急がなくていい人でも、独学で止まった時の選択肢として、講座の中身を知っておくのは損になりません。

資料請求で比べる5つの点

見る点は5つに絞る

資料を比べる時は「対応試験」「教材」「質問サポート」「模擬試験」「法改正への対応」の5つに絞ってみてください。旅行業務取扱管理者の講座選びで差が出やすいのは、この5つです。

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

資料には多くの情報が載っていますが、全部を読み比べる必要はありません。旅行業務取扱管理者の試験の特徴から考えて、次の5つを確かめれば十分です。

比べる点資料で見る所旅行業務取扱管理者で気にしたい理由
1. 対応試験講座名・コースの一覧総合・国内・地域限定で、受ける科目も範囲も違う
2. 教材テキストの見本・教材の一覧運賃・料金の計算を手順から追える説明かどうかで、進みやすさが変わる
3. 質問サポートサポートの案内計算や約款の細かい決まりは、一人だと止まりやすい
4. 模擬試験カリキュラム・教材の一覧国内はCBT方式、総合と地域限定はマークシート。本番の形で練習したい
5. 法改正への対応教材の年度・改正情報の案内試験は基準日(国内・地域限定は6月1日、総合は8月1日)の法令で作られる
旅行業務取扱管理者の講座を資料請求で比べる時の5つの点、対応試験・教材・質問サポート・模擬試験・法改正への対応を示した図解

1. 対応試験は、受ける試験と年度を合わせる

まず確かめたいのは、その講座が自分の受ける試験に対応しているかです。総合と国内の両方に対応した講座もあれば、片方だけの講座もあります。

国内に合格して総合を目指す方は、国内の合格で業法と国内旅行実務が免除になります。免除のある人に合わせた進め方が書かれているかも見ておきましょう。

2. 教材は、計算のページを開いてみる

教材の見本が入っていたら、運賃・料金の計算のページを開いてみてください。手順が順番に書かれていて、自分でも追えそうかどうかが、教材との相性を見るいちばん早い方法です。

国内旅行実務の計算は、試験でも点を取りたい分野です。説明の分かりやすさは人によって感じ方が違うので、自分の目で確かめるのがいちばんですよ。

3. 質問サポートは、方法と回数を見る

質問の方法(メール・専用画面など)と、回数や期間に決まりがあるかを確かめておきましょう。

例えば「約款のこの決まりが、なぜこうなるのか分からない」という時に、すぐ聞ける仕組みがあるかどうかで、止まる時間が変わります。

4. 模擬試験は、本番の形式に近いかを見る

国内の試験は、全国のテストセンターでパソコンを使って受けるCBT方式です。総合と地域限定は、マークシートで解く試験です。

模擬試験が付いている場合は、本番の形式や時間に近い形で解けるかを見ておくと安心です。

5. 法改正への対応は、どこで案内されるかを見る

旅行業務取扱管理者の試験は、決まった基準日の法令で作られます。法令や約款が改正されると、教材の内容を補う必要が出てきます。

改正があった時に、追加の資料が届くのか、Webで案内されるのか。資料に書かれていなければ、問い合わせて聞いておきましょう。

国内の試験では、航空の出題もその年の6月1日に搭乗する時の約款によります。運賃や約款は変わることがあるので、教材がいつの時点の内容かを資料で確かめておくと安心です。

『去年の教材でも、ほとんど同じでは?』と思う方もいますよね。

ただ、どこが変わったかを自分で調べるのは手間がかかります。改正の案内がある講座なら、その手間を任せられます。

受ける試験ごとに、特に見たい点

5つの点のうち、受ける試験によって重みが変わる所があります。自分の試験の行を見てみてください。

受ける試験試験の特徴資料で特に見たい点
国内法令・約款・国内旅行実務の3科目。CBT方式計算の教材と、パソコンで解く練習
総合4科目。海外旅行実務は200点海外旅行実務の教材の分量と、受験区分に合わせた進め方
地域限定国内より一部の範囲が狭い。マークシート地域限定の範囲に合った教材か

資料請求の流れ

資料請求は、数分でできることが多い

講座の資料請求は、一般的に学校の公式ページのフォームから、名前や送り先などを入力して申し込みます。多くは無料で講座案内を取り寄せられる仕組みですが、条件は各校の案内で確かめてください。

『資料請求をしたら、何か手続きが続くのでは?』と心配になる方もいますよね。一般的な流れは次のとおりです。

資料請求の一般的な流れ
  1. 受ける試験(総合・国内・地域限定)を決める
  2. 気になる学校の公式ページで、旅行業務取扱管理者の講座を探す
  3. 資料請求のフォームに、名前・送り先・連絡先などを入力する
  4. 郵送やデジタルの資料が届くのを待つ
  5. 届いた資料を、この記事の比べる5つの点で見比べる

学校ごとの講座の形式は、旅行業務取扱管理者の通信講座を比べる|学校ごとの形式の見方で紹介しています。どこに資料請求するか迷う時の参考にしてみてください。

何校分を取り寄せればいい?

取り寄せる数に決まりはありません。ただ、1校だけだと比べる相手がなく、多すぎると読み比べるのが大変になります。

例えば、形式の違う講座をいくつか取り寄せると、違いが見えやすくなります。テキスト中心の講座と、動画中心の講座を1つずつ入れておくのもおすすめです。

入力した連絡先について

資料請求のフォームに入力した連絡先には、学校から案内が届くことがあります。連絡の方法を選べる欄がある場合は、自分の希望に合わせて選んでおきましょう。気になる時は、フォームの注意書きやプライバシーポリシーを読んでから申し込むと安心です。

届いた資料の見比べ方

同じ表に書き込んで比べる

資料が届いたら、学校ごとにバラバラに読むのではなく、同じ表に書き込んで並べてみてください。比べる点がそろうと、違いが一目で分かります。

資料を1冊ずつ読んでいると、最後に読んだものがいちばんよく見えてしまうことも。そこで、届いた資料を同じ物差しで比べるための記入表を用意しました。

比べる点講座A講座B講座C
対応試験(総合・国内・地域限定)
受ける年度に合わせた教材か
計算のページは自分で追えたか
質問の方法と回数・期間
模擬試験の有無と形式
法改正の案内の方法
受講できる期間と延長の条件
教育訓練給付制度の対象か

表の「講座A」などの所に、取り寄せた講座の名前を書き込んで使ってみてください。分からなかった所は空欄のままにして、あとで学校に聞くリストに回します。

届いた講座の資料を同じ記入表に書き込み、比べる点ごとに見比べる手順を示した図解

見比べる時の順番

資料を見比べる手順
  1. 対応試験の行を埋め、受ける試験に合わない講座を外す
  2. 教材の見本で計算のページを読み、追えたかどうかを書く
  3. 質問・模擬試験・法改正の案内の行を埋める
  4. 受講期間と給付制度の行を埋める
  5. 空欄の所を、学校に聞く質問リストに書き出す

最初に対応試験で絞ると、読む資料の量がぐっと減ります。計算のページは、実際に紙に書いて例題を1問解いてみると、相性がよりはっきりしますよ。

例えばこんな場面で考えてみる

例えば、ホテルのフロントで働いていて、休みが不規則な場合を考えてみます。

記入表を埋めていくと、「質問の期間」と「受講できる期間」の行が気になってくるはずです。休みが読めない分、期間に余裕のある講座の方が合うかもしれませんよね。

一方、国内に合格して総合を目指している場合はどうでしょう。「対応試験」の行で、国内合格者の免除に合わせた進め方があるかを見ておくと、受けない科目まで勉強せずに済みます。

料金は「何が含まれるか」とセットで見る

資料には料金が載っていることも多いですが、金額だけを横に並べるのはおすすめしません。質問や模擬試験が料金に含まれているか、受講できる期間がどれくらいかで、同じ金額でも中身が変わるからです。

教育訓練給付制度は、雇用保険の被保険者などが、厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講・修了した場合に受講費用の一部が支給される制度です。対象かどうかは講座ごとに違うので、厚生労働省の教育訓練給付制度のページや各校の案内で確かめてみてください。

受験料や教材にかかるお金の全体像は、旅行業務取扱管理者にかかる費用で紹介しています。

申し込む前に確かめる質問リスト

空欄は、聞いて埋める

記入表で空欄になった所は、申し込む前に学校へ問い合わせて埋めておきましょう。聞いておけば、申し込んだあとに「思っていたのと違う」となるのを防げます。

『こんなことを聞いてもいいのかな』とためらう必要はありません。申し込む前に聞くのは、ごく当たり前のことです。

例えば、こんな聞き方ができます。

  • 「今年度の国内試験に合わせた教材が届きますか?」
  • 「法令が改正された時は、どうやって案内してもらえますか?」
申し込む前に学校へ確かめること
  • 受ける試験と年度に合った教材が届くかを確かめる
  • 法改正があった時の案内の方法を確かめる
  • 質問の方法と、回数や期間の決まりを確かめる
  • 模擬試験の形式(パソコン・マークシート)を確かめる
  • 受講できる期間と、延長できる条件を確かめる
  • 教育訓練給付制度の対象講座かを確かめる
  • 申し込んだあとに解約する時の決まりを確かめる

問い合わせる時のコツ

質問は、いくつかの学校に同じ言葉で聞くのがおすすめです。聞き方がそろっていると、返ってきた答えをそのまま記入表に書き込んで比べられます。

返事は、メールなど記録に残る形でもらえると、あとで見返せて安心です。電話で聞いた時は、聞いた日と答えを記入表の横にメモしておきましょう。

試験会場の周りの勧誘には気をつける

試験会場の周りでの講座の勧誘や、解答速報・合否通知のサービスは、観光庁と関係がないと地域限定の受験案内に書かれています。ANTAのよくある質問でも、資格商法への注意が呼びかけられています。講座は、自分で取り寄せた資料と公式ページで確かめてから選びましょう。

独学でいくか、講座を使うか

資料を見比べた結果、「市販のテキストと公式の過去問で十分そう」と感じたなら、独学を選ぶのも立派な答えです。総合はJATAが過去5年分の試験問題と正解を、国内はANTAが年度別の出題例と解答を公開しています。

一方で、計算の説明を誰かに確かめたい、一人だと止まりやすい、と感じたなら、講座が支えになります。勉強全体の進め方は旅行業務取扱管理者の勉強方法も参考にしてみてください。

旅行業務取扱管理者ガイド

講座を使って効率よく合格を目指したい方へ

旅行業務取扱管理者試験は、法令・約款の暗記に加えて、運賃・料金の計算や地理など範囲が広いのが特徴です。独学で進めるか、通信講座やスクールで質問や模試の機会を得ながら学ぶか。講座の種類と比べ方、資料請求で確かめたい点をまとめました。

無料旅行業務取扱管理者の講座の選び方を見る

試験の日程・受験手数料は各試験の実施機関(JATA・ANTA・観光庁)の案内で最新情報を確認してください。

資料請求でよくある相談

悩みは「連絡」と「どこがいいか」

資料請求についての相談で多いのは、請求したら電話がかかってくるか、どの講座がおすすめか、の2つです。代表的な3つに答えます。

資料請求をしたら、電話がかかってきますか?

資格の通信講座の資料請求をしたいけれど、電話がかかってくるのが心配、という相談です。

連絡の方法は学校によって違います。フォームに連絡方法を選ぶ欄や、注意書きがあることが多いので、申し込む前に読んでおきましょう。

心配な時は、資料請求のフォームの注意書きやプライバシーポリシーで、入力した情報がどう使われるかを確かめておくと安心です。

総合の通信講座は、どこがおすすめ?

総合旅行業務取扱管理者の試験を受けるため、おすすめの通信講座を知りたい、という相談です。

この記事では、講座に順位をつけることはしていません。どこが合うかは、受ける区分や、紙とスマホのどちらで学びたいかで変わるからです。

総合を受けるなら、資料の5つの点のうち、特に「対応試験」と「教材」を見てみてください。海外旅行実務は200点の配点なので、その教材がどれくらい用意されているかが比べどころです。

国内に合格している方は、総合では約款と海外旅行実務を受ける区分Eになります。区分Eで受ける人向けの進め方があるかも、資料で確かめておきましょう。

大学の講座と通信講座、どちらがいい?

大学生で、計算があまり得意ではなく、大学で開かれている講座と通信講座のどちらにするか迷っている、という相談です。

国内試験の令和7年度の申込者12,376人のうち、学生は3,715人で30.0%でした。学生の受験者が多い試験なので、大学で対策の講座を開いている場合もあります。

計算が苦手なら、その場で講師に聞ける講座は心強いですよね。一方で、通信講座なら、授業の時間に縛られず自分のペースで進められます。

通信講座の資料も取り寄せて、計算の説明が自分に合うかを見比べてから決めてみてください。

よくある質問

旅行業務取扱管理者の講座の資料請求は無料ですか?

一般的には、無料で講座の案内を取り寄せられる仕組みです。条件は学校ごとに違うので、資料請求のフォームの案内で確かめてみてください。

資料請求をしたら、申し込まないといけませんか?

資料請求は、講座を比べるための材料集めです。資料を見て申し込まない、独学に決める、という選び方でも問題ありません。

資料は何校分取り寄せればいいですか?

決まりはありませんが、形式の違う講座をいくつか取り寄せると比べやすくなります。テキスト中心と動画中心を1つずつ入れておくのもおすすめです。

資料で特に見るべきところはどこですか?

対応試験・教材・質問サポート・模擬試験・法改正への対応の5つです。教材の見本があれば、計算のページを開いて自分で追えるかを確かめてみてください。

前の年度の資料で比べても大丈夫ですか?

教材の年度やコースの中身は変わることがあるので、受ける年度の資料で比べるのがおすすめです。手元の資料が古い時は、取り寄せ直してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 資料請求は、講座を比べるための材料集め。見て独学に決めてもよい
  • 比べる点は、対応試験・教材・質問サポート・模擬試験・法改正への対応の5つ
  • 届いた資料は、同じ記入表に書き込んで見比べる
  • 空欄になった所は、申し込む前に学校へ聞いて埋める
  • 料金は、含まれるサポートや受講期間、給付制度とセットで見る

まずは受ける試験を決めて、形式の違う講座の資料をいくつか取り寄せてみましょう。届いたら、この記事の記入表に書き込むところから始めてみてください。

旅行業務取扱管理者ガイド

旅行業務取扱管理者ガイド 編集部

総合・国内・地域限定の旅行業務取扱管理者試験の仕組み、合格率と科目ごとの対策、過去問や講座を使った勉強法、資格を仕事に活かす方法までを、はじめて受験する人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次