旅行業務取扱管理者試験の申込方法|国内・総合・地域限定の手順

旅行業務取扱管理者試験の申込方法を、国内・総合・地域限定の3つに分けて解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が観光庁・日本旅行業協会(JATA)・全国旅行業協会(ANTA)などの公開情報を調べて独自に執筆しています。試験の日程・受験手数料・法令は変更されることがあるため、最新の情報は各試験の実施機関のサイトで確認してください。

旅行業務取扱管理者の試験を受けると決めたものの、申込の画面や願書の説明が細かくて手が止まっている。そんな方も多いはずです。

結論から言うと、旅行業務取扱管理者試験の申込は、国内と総合がインターネットだけ、地域限定が郵送だけです。受け付ける団体も期間も別々なんです。

この記事を読むと、3つの試験それぞれの申込の手順と、締切に間に合わせるための準備の順番が分かります。

目次

旅行業務取扱管理者試験の申込は、3つの試験で何が違う?

先に結論

申込の窓口は、総合が日本旅行業協会(JATA)、国内が全国旅行業協会(ANTA)、地域限定が観光庁です。方法も、国内と総合はインターネット、地域限定は簡易書留郵便と分かれています。

『旅行業務取扱管理者の試験って、どこに申し込めばいいの?』と迷いますよね。

実は、旅行業務取扱管理者という名前の試験は3種類あって、それぞれ別の団体が受け付けています。まずは、自分がどの試験を受けるのかを決めるところから始めてみてください。

3つの違いがまだはっきりしない方は、旅行業務取扱管理者試験の3種類の違いを先に読むと、申込の画面で迷いにくくなります。

令和8年度(2026年度)の申込の違いを一覧で

令和8年度の各受験案内をもとに、申込に関わる項目だけを並べました。

項目国内総合地域限定
申込先ANTAJATA観光庁
申込の方法インターネットのみインターネット申請のみ簡易書留郵便で願書を郵送のみ
申込期間(令和8年度)6月18日(木)10:00〜7月15日(水)23:597月16日(木)〜8月7日(金)7月6日(月)〜7月31日(金)消印有効
受験手数料(令和8年度)8,000円(非課税)+システム利用料660円13,000円(非課税)+システム利用料660円5,500円(収入印紙)
試験日(令和8年度)9月3日(木)〜25日(金)のうち自分で選んだ日時10月25日(日)9月27日(日)
試験の方式CBT(テストセンターのパソコン)マークシートマークシート

表を見ると、申込の順番は国内が先で、地域限定、総合と続きます。国内の締切は7月中旬なので、思ったより早いと感じる方も多いのではないでしょうか。

日程は毎年変わる可能性があります。最新の日程は、各実施機関の受験案内で確認してみてください。

3つの申込を手順で並べると

ここからは、申込の流れを3列の手順表にしました。同じ「申込」でも、やることの中身がかなり違うのが分かります。

段階国内(ANTA)総合(JATA)地域限定(観光庁)
1 準備受験案内を読み、受験区分(全科目か免除か)を決める受験案内を読み、受験区分A〜Hのどれかを決める観光庁所定の受験願書(A4片面)を用意する
2 申込ANTAのサイトからインターネットで申し込むJATAのサイトからインターネットで申請する願書に記入し、写真と収入印紙を貼る
3 試験日の決め方テストセンターと日時を自分で予約する試験日は1日(10月25日)試験日は1日(9月27日)
4 支払いクレジットカードかコンビニ/Pay-easy受験手数料とシステム利用料を払う5,500円分の収入印紙を願書に貼る
5 受験票予約した日時と会場を確かめておく9月28日(月)以降にマイページに掲載9月7日(月)予定で普通郵便で届く
国内・総合・地域限定の3つの試験について、申込先・方法・期間を3列で並べた手順の図解

国内旅行業務取扱管理者試験は、どう申し込む?

インターネットで申し込み、受験日時も自分で予約する

国内の試験はCBT方式なので、申込と一緒にテストセンターと受験日時を選びます。令和8年度は9月3日から25日のあいだで、自分の都合のよい日を選べます。

国内旅行業務取扱管理者試験は、令和6年度の試験から筆記をやめて、すべてCBTになりました。パソコンで答える試験なので、申込もインターネットで完結します。

『CBTって何?パソコンが苦手でも大丈夫?』と不安な方もいますよね。

ANTAのよくある質問では、マウスの操作ができれば受験できると案内されています。CBTの当日の流れは国内旅行業務取扱管理者のCBT試験でくわしく紹介しています。

国内の申込手順

国内旅行業務取扱管理者試験の申込の流れ
  1. ANTAのサイトで、令和8年度の受験案内を読む
  2. 全科目で受けるか、免除を使うかを決める
  3. 申込期間内(6月18日10:00〜7月15日23:59)にインターネットで申し込む
  4. 受験したいテストセンターと日時を予約する
  5. 受験手数料8,000円とシステム利用料660円を支払う
  6. 予約した日時と会場をメモし、本人確認書類を用意しておく

申込も受験も、日程のあいだに1回だけです。「9月の前半に受けて、だめなら後半にもう1回」という受け方はできません。

支払いで気をつけたいこと

支払いは、クレジットカードかコンビニ/Pay-easyのどちらかです。払った受験手数料は返ってこないので、日時を決めてから手続きを進めておきましょう。

以前は学校などでまとめて申し込む団体受験の制度がありましたが、令和6年度で終わっています。学校の授業で受ける方も、今は一人ずつ申し込む形です。

免除を申請する人の予約期限

免除を申請する人は、試験の予約を7月23日まで受け付けています(令和8年度)。申込そのものの締切は7月15日なので、日付を取り違えないようにしてみてください。

受験日時は、どう選べばいい?

9月3日から25日までと期間が長いので、『いつにすればいいんだろう』と迷う方も多いはずです。選ぶ時は、自分の勉強の進み具合と生活の予定から考えてみてください。

あなたの状況選び方の考え方
旅行会社などで働いていて、平日は忙しい休みを取りやすい日や、仕事が落ち着く週を先に押さえる
大学や専門学校で学んでいる授業や実習、定期試験と重ならない日を選ぶ
勉強の仕上がりに不安がある期間の後半を選び、過去問を解き直す時間を残す
早く結果を区切りたい期間の前半を選び、その後の予定を立てやすくする
自宅から遠い会場しか空いていない移動の時間も含めて、余裕のある時間帯を選ぶ

どの日を選んでも、合格発表は全員同じ日です。令和8年度は10月16日(金)午前11時以降に、マイページで結果を見られます。

当日に持っていく物も、申込の時に確かめておく

国内の試験では、顔写真付きで有効期限内の本人確認書類の原本が要ります。申込のあとで「免許証の期限が切れていた」と気づくと慌てますよね。

予約の時に、手元の書類の有効期限も一緒に見ておくと安心です。

総合旅行業務取扱管理者試験は、どう申し込む?

申込はJATAのインターネット申請だけ

総合の試験は、7月16日から8月7日(令和8年度)にJATAのサイトで申し込みます。免除を使うかどうかで受験区分が変わるので、区分を決めてから申請するとスムーズです。

総合旅行業務取扱管理者試験は、試験日が1日だけで、全国8か所(北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・福岡・沖縄)で行われます。申込の時に、どこで受けるかも決めておきましょう。

総合の申込手順

総合旅行業務取扱管理者試験の申込の流れ
  1. JATAのサイトで、令和8年度の受験案内を読む
  2. 免除の有無から、受験区分A〜Hのどれに当たるかを決める
  3. 申込期間内(7月16日〜8月7日)にインターネットで申請する
  4. 受験手数料13,000円とシステム利用料660円を支払う
  5. 9月28日(月)以降に、マイページで受験票を確かめる

申込から受験票の掲載までは、少し間があきます。受験票はマイページに載るので、ログインの情報はなくさないように控えておきましょう。

受験区分は「どの科目を受けるか」で決まる

総合の試験は、業法・約款・国内旅行実務・海外旅行実務の4科目です。免除がある人は、受ける科目の組み合わせで受験区分が決まります。

受験区分免除される科目受ける科目
Aなし業法・約款・国内旅行実務・海外旅行実務
B海外旅行実務業法・約款・国内旅行実務
C国内旅行実務業法・約款・海外旅行実務
D国内・海外旅行実務業法・約款
E業法・国内旅行実務約款・海外旅行実務
F業法・国内・海外旅行実務約款
G業法約款・国内旅行実務・海外旅行実務
H業法・海外旅行実務約款・国内旅行実務

例えば、国内旅行業務取扱管理者に合格している人だけなら区分Eです。地域限定の資格だけを持っている人なら区分Gになります。

免除の細かい条件は総合旅行業務取扱管理者の科目免除で紹介しています。

同じ年度の国内合格は免除に使えない

同じ年度に国内と総合の両方を受けることはできます。ただ、その年の国内に合格して、同じ年度の総合を一部免除で受けることは、受付締切の関係でできません(JATA・ANTAのよくある質問より)。

地域限定旅行業務取扱管理者試験は、郵送でどう申し込む?

願書を簡易書留郵便で送る方法だけ

地域限定は、観光庁所定の受験願書を郵送して申し込みます。窓口への持参はできません。令和8年度は7月6日から7月31日の消印有効です。

3つの中で、地域限定だけが紙の願書です。インターネットに慣れている方ほど、『郵送ってどうやるんだっけ』と戸惑うかもしれませんね。

地域限定の申込手順

地域限定旅行業務取扱管理者試験の申込の流れ
  1. 観光庁のサイトで受験案内と受験願書(A4片面)を用意する
  2. 願書に必要なことを記入する
  3. 縦4.5cm×横3.5cmの写真を貼る
  4. 5,500円分の収入印紙を貼る
  5. 7月31日の消印までに、簡易書留郵便で送る
  6. 9月7日(月)予定で届く受験票を待つ

試験地は東京都と大阪府の2か所です。どちらで受けるかで移動の計画が変わるので、願書を書く前に決めておきましょう。

郵送の前に見直したいところ

願書を送る前のチェック
  • 願書が観光庁所定の様式(A4片面)になっているかを確かめる
  • 写真が縦4.5cm×横3.5cmになっているかを確かめる
  • 収入印紙が5,500円分そろっているかを確かめる
  • 封筒を簡易書留郵便で出す準備ができているかを確かめる
  • 消印が7月31日までに押されるかを確かめる

収入印紙は、郵便局などで買えます。普通の切手とは別物なので、間違えて切手を貼らないようにしてみてください。

簡易書留は、窓口で手続きします。ポストに入れるだけでは簡易書留にならないので、締切の数日前には郵便局へ行く予定を入れておくと安心です。

地域限定でどこまでの旅行を扱えるかは、地域限定旅行業務取扱管理者とはにまとめています。

免除と締切で失敗しないための逆算チェック

申込は「締切から逆算」して準備する

申込でつまずく原因の多くは、締切の勘違いと、免除の条件の確かめ漏れです。締切の2週間前から順番に準備すると、ぎりぎりで慌てずに済みます。

『締切の日に申し込めばいいや』と思っていると、決済や書類の準備で時間が足りなくなることも。ここでは締切から逆に数えて、やることを並べてみました。

締切から逆算した準備表

締切までの日数国内・総合(インターネット)地域限定(郵送)
2週間前受験案内を読み、受ける試験と受験区分を決める受験案内と願書を用意し、試験地を決める
10日前免除を使うなら、条件に当たるかを確かめる写真を用意する
1週間前申込画面に入り、入力を始める収入印紙を買い、願書に記入する
5日前支払い方法を決め、手続きを終える郵便局の窓口で簡易書留郵便で出す
締切当日申込の完了を確かめる消印の日付を控えで確かめる

日数はあくまで例です。自分の予定に合わせて、前倒しにしてみてください。

申込の締切から逆算して、2週間前から締切当日までにやることを順に並べた準備の図解

免除を申請する人が確かめたいこと

免除を使う人は、申込の前に「自分がどの免除に当たるか」をはっきりさせておくのが近道です。国内の試験では、免除の区分が3つあります。

国内の受験区分当たる人(令和8年度)受ける科目と時間
全科目免除なし法令・約款・国内旅行実務(120分)
免除A令和7・8年度の国内旅行業務取扱管理者研修の修了者、または令和7年度国内試験の国内旅行実務の科目合格者法令・約款(80分)
免除B地域限定の資格を持っている人約款・国内旅行実務(80分)
免除C地域限定の資格があり、研修修了者か科目合格者でもある人約款のみ(40分)

免除の条件は年度で決まっています。

去年の科目合格が今年使えるかどうか、年度の数字まで見ておくと安心です。くわしくは国内旅行業務取扱管理者の科目免除で紹介しています。

免除を申請する前のチェック
  • 自分が当たる免除の区分と、その根拠(研修修了・科目合格・資格)を書き出す
  • 研修や科目合格の年度が、今年の受験案内の条件に合っているかを確かめる
  • 研修の修了証や合格証書など、手元の書類の内容を見られるようにしておく
  • 何を入力・提出するかを、受験案内で確かめる
よくある失敗

申込期間の始まりと終わりを、別の試験の日付と取り違えてしまうケースです。国内は6月から7月中旬、総合は7月中旬から8月上旬と、時期がずれています(令和8年度)。カレンダーには試験ごとに分けて書き込んでおきましょう。

試験日と申込期間を1年の流れで見たい方は、旅行業務取扱管理者の試験日もあわせて読んでみてください。

申込が済んだら、勉強の計画も決めておく

申込が終わると、試験日までの日数がはっきりします。ここで「独学で進めるか、講座を使うか」を一度考えておくと、残りの時間を迷わず使えます。

過去問と市販のテキストで進めたい方は、独学でも十分に挑戦できます。分からない所を質問したい、計画を自分で立てるのが苦手、という方は講座も選択肢になりますよ。

旅行業務取扱管理者ガイド

講座を使って効率よく合格を目指したい方へ

旅行業務取扱管理者試験は、法令・約款の暗記に加えて、運賃・料金の計算や地理など範囲が広いのが特徴です。独学で進めるか、通信講座やスクールで質問や模試の機会を得ながら学ぶか。講座の種類と比べ方、資料請求で確かめたい点をまとめました。

無料旅行業務取扱管理者の講座の選び方を見る

試験の日程・受験手数料は各試験の実施機関(JATA・ANTA・観光庁)の案内で最新情報を確認してください。

旅行業務取扱管理者の申込でよくある相談

相談の多くは「画面で手が止まる」こと

申込の相談でよくあるのは、予約の画面に日程が出ない、同じ年に2つ受けられるか、願書の扱い、といった内容です。3つ取り上げて答えます。

国内の申込画面で、どの日程も選べないように見える

国内旅行業務取扱管理者の申込で、日程を選ぶ画面に申し込める日が出てこない、という相談です。

まずは、今日が申込期間の中かを確かめてみてください。令和8年度なら、受け付けは6月18日10:00から7月15日23:59までです。

期間の中なのに選べない時は、別の会場や別の日も表示させてみましょう。それでも分からない時は、ANTAのよくある質問を見るか、ANTAに問い合わせるのが確実です。

同じ年に国内と総合の両方を受けられる?

同じ年度に国内旅行業務取扱管理者と総合旅行業務取扱管理者を受験できるか、という相談です。

答えは「受けられます」。国内は9月、総合は10月の試験なので、日程も重なりません(令和8年度)。

ただし、その年の国内に受かったからといって、同じ年度の総合を一部免除で受けることはできません。両方を受ける時は、総合も全科目の区分で申し込むことになります。

願書をコピーして使ってもいい?

国内旅行業務取扱管理者の願書を手に入れたいが、「コピーしないで」と書いてあって困った、という相談です。

今の国内の試験は、インターネットだけで申し込みます。紙の願書を使うのは、3つの中では地域限定だけです。

地域限定の願書は、観光庁所定の様式(A4片面)と決まっています。使い方は観光庁の受験案内の指示に合わせてみてください。

よくある質問

旅行業務取扱管理者試験の申込は、窓口に行ってもできますか?

国内と総合はインターネットのみ、地域限定は簡易書留郵便のみで受け付けています。地域限定の願書も窓口への持参はできません(令和8年度)。

国内旅行業務取扱管理者試験の受験手数料は、あとから返してもらえますか?

返還はありません。令和8年度は受験手数料8,000円とシステム利用料660円がかかるので、日時を決めてから支払うと安心です。

国内の試験は、9月の期間中に2回受けられますか?

申込と受験は、日程のあいだに1回だけです。自分が落ち着いて受けられる日を選んでみてください。

年齢や学歴で、申し込めないことはありますか?

3つの試験とも、年齢・学歴・国籍などの制限はありません。不正行為で受験を止められている人を除き、誰でも申し込めます。

地域限定の受験票はいつ届きますか?

令和8年度は9月7日(月)の予定で、普通郵便で届きます。試験日は9月27日(日)です。

まとめ

この記事の要点
  • 申込先は、国内がANTA、総合がJATA、地域限定が観光庁
  • 国内と総合はインターネットのみ、地域限定は簡易書留郵便のみ
  • 令和8年度の申込期間は、国内6月18日〜7月15日、地域限定7月6日〜7月31日、総合7月16日〜8月7日
  • 国内は申込と一緒にテストセンターと日時を予約し、受験は1回だけ
  • 免除を使う人は、区分と年度の条件を申込の前に確かめる

申込が済んだら、あとは試験日に向けて準備を進めるだけです。3つの試験の全体像をもう一度見たい方は、旅行業務取扱管理者とはから読み直してみてください。

まずは受ける試験の締切をカレンダーに書き込むところから始めてみましょう!

旅行業務取扱管理者ガイド

旅行業務取扱管理者ガイド 編集部

総合・国内・地域限定の旅行業務取扱管理者試験の仕組み、合格率と科目ごとの対策、過去問や講座を使った勉強法、資格を仕事に活かす方法までを、はじめて受験する人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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