国内旅行業務取扱管理者の費用は?受験料・教材・講座の考え方

国内旅行業務取扱管理者の費用を受験料・教材・講座に分けて解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が観光庁・日本旅行業協会(JATA)・全国旅行業協会(ANTA)などの公開情報を調べて独自に執筆しています。試験の日程・受験手数料・法令は変更されることがあるため、最新の情報は各試験の実施機関のサイトで確認してください。

国内旅行業務取扱管理者を受けてみたいけれど、全部でいくらかかるのか見当がつかない。そんな方も多いはずです。

結論から言うと、国内旅行業務取扱管理者の費用は、受験の費用は決まっていて、教材と講座の費用は自分で選べる、という形です。

この記事を読むと、令和8年度の受験手数料と、教材・講座にお金をかけるかどうかの考え方が分かります。

目次

国内旅行業務取扱管理者の費用は全部でいくら?

先に結論

令和8年度(2026年度)の国内試験は、受験手数料8,000円(非課税)とシステム利用料660円(税込)で、受験そのものは8,660円です。ここに教材や講座の費用が加わります。

『受験料だけなら、思ったより安いかも』と感じた方もいるかもしれませんね。

ただ、費用を考える時は、受験のお金と勉強のお金を分けて見るのがおすすめです。受験のお金は誰でも同じですが、勉強のお金は選び方で大きく変わるんです。

3つの試験の受験手数料を比べると

旅行業務取扱管理者には、総合・国内・地域限定の3種類があります。令和8年度の受験手数料を表にしました。

試験実施機関受験手数料(令和8年度)申し込み方法
総合JATA13,000円(非課税)+システム利用料660円インターネットのみ
国内ANTA8,000円(非課税)+システム利用料660円(税込)インターネットのみ
地域限定観光庁5,500円(収入印紙)簡易書留郵便で願書を郵送

総合は13,660円、国内は8,660円になります。同じ年度に国内と総合の両方を受けると、受験だけで22,320円です。

試験ごとの違いを先に知りたい方は、旅行業務取扱管理者試験とは?で3つを並べて紹介しています。

国内・総合・地域限定の受験手数料と、教材・講座の費用を分けて考える流れを示した図解
日程と手数料は年度ごとに確認を

受験手数料や日程は、年度によって変わることがあります。最新の日程は各実施機関の案内で確認しておきましょう。

受験料のほかにかかるお金はある?

細かい出費は「申し込み」と「当日」に出てくる

受験手数料のほかに、支払い方法や会場までの移動など、小さな出費がいくつかあります。前もって知っておけば慌てません。

『申し込んでから、思わぬお金がかかったらどうしよう』と不安になりますよね。国内試験で出てきやすいものをまとめました。

出てくる場面国内試験でかかるもの気をつけたいこと
申し込み受験手数料とシステム利用料支払いはクレジットカードかコンビニ・Pay-easy
申し込み後受験しなくても戻らない受験手数料の返還はない
試験当日テストセンターまでの交通費全国47都道府県から近い会場を選べる
合格後合格証をなくした時の再交付再交付手数料2,500円と戸籍抄本か戸籍謄本が必要

国内試験はCBT方式で、令和8年度は9月3日から25日のうち、自分で選んだ日時に受けます。近くのテストセンターを選べるので、移動の費用は抑えやすいんです。

一方で、地域限定の試験は東京と大阪の2か所だけです。遠方から受ける方は、移動の費用も計算に入れておくと安心ですよ。

総合・地域限定を受ける時の細かな準備

総合の試験地は、北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・福岡・沖縄の8か所です。解答はマークシートなので、HBかBの鉛筆やシャープペンシルとプラスチック消しゴム、時計機能だけの小型の時計を用意しておきます。

地域限定は、願書に縦4.5cm×横3.5cmの写真を貼り、収入印紙を貼って簡易書留郵便で送ります。写真代や郵便料金も、小さいながら費用の一部ですね。

試験受験手数料のほかに用意するもの
国内テストセンターまでの交通費・顔写真付きの本人確認書類
総合試験地までの交通費・鉛筆と消しゴム・小型の時計
地域限定願書用の写真・簡易書留の郵便料金・東京か大阪までの交通費
よくある失敗

受験手数料は返還されないので、申し込んだあとに予定が入って受けられなくなると、そのまま費用が無駄になってしまいます。試験の予約は、仕事や学校の予定を見てから入れてみてください。

教材・講座の費用は「何にお金を払うか」で考える

払うのは「教材」か「質問」か「ペース作り」か

勉強の費用は、金額の大小より、何に対して払うのかで考えると判断しやすくなります。独学は教材に、講座は教材に加えてサポートに払うイメージです。

テキスト1冊で済ませる人もいれば、講座を使う人もいます。どちらが正しいということはありません。

ここでは、勉強にかけるお金を「払う対象」ごとに分けてみました。自分が何にお金を払いたいかを考える材料にしてみてください。

お金を払う対象独学通信講座通学スクール
テキスト・問題集自分で選んで買う講座に含まれている講座に含まれている
過去問公式の公開分は無料で見られる講座の教材にまとめられていることが多い授業で扱われることが多い
分からない所の質問聞ける相手がいなければ無いメールや専用画面で質問できる講座がある講師に直接聞ける
学習の順番とペース自分で決めるカリキュラムが目安になる授業の日時で決まる
時間と移動かからないかからない通う時間と交通費がかかる

表を見ると、講座の費用は「質問できること」と「ペースを作ってもらうこと」への支払いだと分かりますよね。

お金を払う前に、自分に聞いてみたいこと

例えば、旅行会社の窓口で働いて2年目なら、約款や料金の話は仕事で耳にしています。一方で、観光と関係のない仕事をしている方は、言葉に慣れるところから始まります。

同じ試験でも、どこにお金をかけたいかは人によって違うんです。次の3つを自分に聞いてみてください。

  • 「運賃や料金の計算で、分からない所を誰かに聞ける?」
  • 「試験日から逆算した計画を、自分で立てられる?」
  • 「平日の夜や週末に、決まった時間を勉強に使える?」

3つとも「はい」なら、教材代だけの独学でも進めやすいはずです。「いいえ」が多いほど、質問とペース作りにお金を払う価値が出てきます。

独学なら、教材の費用が中心

独学の場合、かかるのは主にテキストと問題集の費用です。市販のテキストには、総合と国内の両方に対応したものもあります。

JATAとANTAは、公的な立場から特定の参考書や講座を紹介していません。教材は、目指す試験と年度に合っているかで選んでみてください。選ぶ時の見るところは旅行業務取扱管理者のテキストの選び方でまとめています。

講座の費用は、比べる点を決めてから

講座の料金は学校やコースで違い、年度でも変わります。金額だけで比べると、サポートの中身の差が見えにくくなるんです。

講座の費用を見る時のチェック
  • 国内・総合のどちらに対応したコースかを確かめる
  • 受講できる期間と、延長できるかを確かめる
  • 質問の方法と回数に決まりがあるかを確かめる
  • 教育訓練給付制度の対象講座かを確かめる
  • 割引の条件と、その期限を確かめる

費用を抑えたい時にできること

公式の無料教材と給付制度を先に確かめる

お金をかけずに使える公式の情報があります。講座を考える時は、教育訓練給付制度の対象かどうかも見ておくと判断しやすくなります。

『できれば、なるべくお金をかけずに受かりたい』という方もいますよね。費用を抑える方法を、使える順に並べました。

公式の過去問・出題例は無料で見られる

ANTAは、国内試験の年度別の出題例と解答、実施状況を公開しています。CBT方式では受験者ごとに問題が違うため、令和6年度以降は「出題例」として公開されています。

総合を目指す方は、JATAが過去5年分の試験問題と正解を公開しています。どちらも無料なので、教材を買う前に一度のぞいてみるのもおすすめです。

もう一度受ける時は、科目合格を活かす

1回で受からなかった場合も、受験手数料はその年度の分がまたかかります。ただ、勉強のやり直しの量は減らせることがあるんです。

国内試験では、国内旅行実務で合格点を取ると、次の年度の国内試験でその科目が免除になります。令和8年度なら、免除Aの区分は法令と約款の80分の試験です。

科目別の得点はマイページで確かめられます。『どの科目で点を落としたか』を見てから、次の年度の教材を選ぶと、余計な出費を減らせますよ。

教育訓練給付制度の確かめ方

講座の中には、厚生労働省の教育訓練給付制度の対象になっているものがあります。雇用保険の被保険者などが、指定された講座を受講・修了すると、受講費用の一部の支給を受けられる制度です。

給付制度を確かめる手順
  1. 受けたい講座が制度の対象かを、厚生労働省の検索システムか学校の案内で確かめる
  2. 自分が支給の条件に当てはまるかを、ハローワークで確かめる
  3. 申し込む前に、手続きの順番と期限を学校の案内で確かめる

制度の中身は厚生労働省の教育訓練給付制度のページで見られます。対象かどうかは年度で変わることもあるので、申し込みの前に確かめてみてください。

受験・教材・講座それぞれで費用を抑える方法を、公式の無料教材と給付制度の確かめ方でまとめた図解

国内旅行業務取扱管理者の費用でよくある相談

費用の相談は「独学で足りるか」とセットになりやすい

費用の悩みは、「独学で受かるならお金をかけたくない」という気持ちとつながっていることが多いです。よく見かける相談に答えます。

何か月くらいで取れて、費用はどのくらい?

取得までの期間と、かかる費用の目安を知りたい、という相談です。

期間は、勉強に使える時間や、旅行の仕事の経験があるかで人によって違います。試験日から逆算して、週に何時間とれるかを先に書き出してみてください。

費用は、受験の8,660円は誰でも同じです。そこに教材だけを足すか、講座を足すかで、全体の金額が変わります。

国内と総合のダブル合格を目指すなら、どう受ける?

国内と総合の両方を目指す時、同じ年に受けるか、国内に受かってから総合を受けるか迷う、という相談です。

同じ年度に両方を受けることはできます。ただ、同じ年度に国内に合格して、総合を一部免除で受けることは、受付締切の関係でできません。

国内に合格すると、次の年度以降の総合で業法と国内旅行実務が免除になります。受験の回数と費用、勉強の量のどれを優先するかで決めてみてください。

独学でも取れる?講座は使うべき?

旅行の仕事とは別の仕事をしながら、独学で取れるか知りたい、という相談です。

独学で合格を目指す方も多く、独学は十分に選べる方法です。費用を抑えられる分、計画と分からない所の調べものは自分で受け持つことになります。

一人で続けられるか不安なら、講座の資料を見比べてから決めても遅くありません。学び方の比べ方は講座の選び方で紹介しています。

独学でいくか、講座を使うかの考え方

最後にもう一度、お金の使い方を考えてみましょう。教材代だけで進めるなら独学、質問とペース作りにお金を払いたいなら講座です。

『講座が自分に合うか分からない』という時は、資料を取り寄せて中身を見てから決めると安心ですよ。

旅行業務取扱管理者ガイド

講座を使って効率よく合格を目指したい方へ

旅行業務取扱管理者試験は、法令・約款の暗記に加えて、運賃・料金の計算や地理など範囲が広いのが特徴です。独学で進めるか、通信講座やスクールで質問や模試の機会を得ながら学ぶか。講座の種類と比べ方、資料請求で確かめたい点をまとめました。

無料旅行業務取扱管理者の講座の選び方を見る

試験の日程・受験手数料は各試験の実施機関(JATA・ANTA・観光庁)の案内で最新情報を確認してください。

よくある質問

国内旅行業務取扱管理者の受験料はいくらですか?

令和8年度は受験手数料8,000円(非課税)とシステム利用料660円(税込)です。年度によって変わることがあるので、申し込みの前にANTAの受験案内で確かめてみてください。

申し込んだあとに受けられなくなったら、受験料は戻りますか?

国内試験の受験手数料は返還されません。試験の日時は、予定を確かめてから予約しておきましょう。

地域限定の受験料はどう払いますか?

令和8年度は5,500円分の収入印紙を願書に貼り、簡易書留郵便で郵送します。持参はできません。

講座の資料請求にお金はかかりますか?

講座の案内の資料請求は、一般的に無料で取り寄せられる仕組みです。資料を見て独学に決めても問題ありません。

まとめ

この記事の要点
  • 令和8年度の国内試験は、受験手数料とシステム利用料で8,660円
  • 総合は13,660円、地域限定は5,500円の収入印紙で、申し込み方法も違う
  • 受験手数料は返還されないので、予定を確かめてから予約する
  • 教材・講座の費用は、教材・質問・ペース作りのどれに払うかで考える
  • 公式の過去問・出題例は無料で見られ、講座は給付制度の対象かも確かめる

講座の資料を集める時に何を見ればいいかは、講座を資料請求で比べる方法で詳しく紹介しています。

まずは表を見ながら、受験と勉強にかけてもいい金額を一度書き出してみてください。

旅行業務取扱管理者ガイド

旅行業務取扱管理者ガイド 編集部

総合・国内・地域限定の旅行業務取扱管理者試験の仕組み、合格率と科目ごとの対策、過去問や講座を使った勉強法、資格を仕事に活かす方法までを、はじめて受験する人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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