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旅行業務取扱管理者の通信講座を調べ始めたら、学校がいくつも出てきて、どこをどう比べればいいのか分からなくなった。そんな方も多いはずです。
結論から言うと、旅行業務取扱管理者の通信講座は「どこが一番か」ではなく「自分が受ける試験と学び方に合うか」で比べるのが近道です。対応する試験や学び方の形式は、学校ごと・年度ごとに違うんです。
この記事を読むと、主な学校の講座の見つけ方と、比べる時に見るべき点が分かります。
旅行業務取扱管理者の通信講座、どんな学校がある?
旅行業務取扱管理者の講座を公式サイトで案内している学校には、ユーキャン、フォーサイト、LEC東京リーガルマインド、資格の大原、トラベル&コンダクターカレッジなどがあります。対応する試験やコースの中身は、各校の公式ページで確かめるのが確実です。
『有名な学校の名前は聞くけれど、それぞれ何が違うの?』と思いますよね。
この記事では、2026年10月8日に各校の公式ページで確かめられた範囲だけを表にしました。確かめられなかった項目は「公式で確認」としています。
料金や合格実績は年度で変わるため、この記事では扱いません。
| 学校 | 講座の案内のされ方 | 対応する試験 | 学び方の形式 | 給付制度の表記 |
|---|---|---|---|---|
| ユーキャン | 通信教育の「旅行業務取扱管理者(国内コース)資格取得講座」 | 国内(総合向けのコースは公式で確認) | 通信教育 | 公式で確認 |
| フォーサイト | 通信講座。総合のコース、国内のコース、総合の[科目免除]コースがある | 総合・国内 | テキスト(フルカラー)・講義・問題集・模擬試験の流れで、eラーニングでも学べる | 総合・国内のコースに「一般教育訓練給付金対象」の表記 |
| LEC東京リーガルマインド | 旅行業務取扱管理者の講座一覧ページがある | 公式で確認 | 「おためしWeb」がある(コースの中身は公式で確認) | 公式で確認 |
| 資格の大原 | 社会人講座の中に旅行業務取扱管理者のコースがある | 国内・総合 | 公式で確認 | 公式で確認 |
| トラベル&コンダクターカレッジ | 旅行の資格・旅行業務取扱管理者・ツアーコンダクター養成の専門スクール | 公式で確認 | 新宿校などの校舎での通学の講義 | 公式で確認 |
表の順番は、優劣や順位を表すものではありません。
表を見ると、同じ「講座」でも、通信教育・eラーニング・通学と形がかなり違うのが分かりますよね。コースの名前に対応する試験が入っている学校もあれば、講座一覧から探す学校もあります。
国内に合格している方は、総合の科目免除に合わせたコースがあるかも見ておきたいところです。国内の合格者は総合で業法と国内旅行実務が免除になり、約款と海外旅行実務の2科目で受けられます。
給付制度の表記は、講座ページで確かめられたものだけを書いています。「公式で確認」の学校が対象外という意味ではありません。対象かどうかは年度やコースで変わるので、申し込む前に各校の案内で確かめてみてください。
各校の公式ページ
講座の中身は、次の公式ページから確かめられます。資格の大原は、学校の公式サイトの社会人講座の案内から探してみてください。
このほか、JTB総合研究所は旅行・観光業界で働く人向けの通信教育を案内しています。旅行会社などで働いている方は、会社経由で案内を受けることもあるかもしれません。
試験を実施するJATA(日本旅行業協会)とANTA(全国旅行業協会)は、公的な立場から、特定の参考書や講座を紹介していません。どの講座を選ぶかは、受ける人が自分で比べて決めることになります。
通信講座の形式は、5つの型で読むと分かりやすい
講座の案内を見る時は、学校の名前より先に「どの型の講座か」を見てみてください。型が分かると、自分の生活に合うかどうかを判断しやすくなります。
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
学校の案内ページは情報が多く、読み比べるだけで疲れてしまいますよね。そこで編集部では、講座の形式を次の5つの型に分けて見ることをおすすめしています。
| 型 | どんな形式か | 向いている人 | 気をつけたい所 |
|---|---|---|---|
| テキスト中心型 | 届いたテキストと問題集で進め、添削や質問で補う | 机に向かって紙で勉強したい | 自分でペースを作る必要がある |
| 動画・Web中心型 | 動画の講義とWebの確認テストで進める | スマホで、すき間時間に学びたい | 計算問題を紙で解く時間を別に取る |
| 通学・通信の組み合わせ型 | 教室の授業と通信の教材を組み合わせる | 授業も受けたいが、毎回は通えない | 通える校舎や日程を確かめる |
| 専門スクール型 | 旅行の資格や業界の仕事に絞った学校で学ぶ | 添乗員など、業界の仕事にも興味がある | 受けたい試験のコースがあるかを確かめる |
| 業界向けの通信教育 | 旅行・観光業界で働く人向けの通信教育 | 旅行会社などで働いている | 個人で申し込めるかを確かめる |
1つの学校が、いくつかの型の講座を用意していることもあります。「この学校はこの型」と決めつけず、講座ごとに見てみてください。

型は、生活のどこで勉強するかで選ぶ
例えば、旅行会社の窓口で働いて2年目で、通勤に電車を使う場合を考えてみます。行き帰りの電車で動画を見て、休日に机で問題を解くなら、動画・Web中心型が合いやすいですよね。
一方、観光学部の2年生で、図書館で勉強する時間が取れる場合はどうでしょう。紙のテキストに書き込みながら進めるテキスト中心型の方が、落ち着いて進められるかもしれません。
Web講座の使い方は旅行業務取扱管理者のオンライン講座・Web講座で学ぶ方法で詳しく紹介しています。
型ごとに、資料で確かめたい所
型が見えてきたら、資料や案内ページで次の所を確かめてみてください。型によって、見ておきたい所が少しずつ違います。
| 型 | 資料で確かめたい所 |
|---|---|
| テキスト中心型 | テキストの見本の読みやすさ、計算の例題の多さ、添削の有無 |
| 動画・Web中心型 | 1本の動画の長さ、スマホで見られるか、確認テストの形式 |
| 通学・通信の組み合わせ型 | 通える校舎、授業の曜日と時間、欠席した時の振り替え |
| 専門スクール型 | 受けたい試験のコースがあるか、ほかの資格や仕事の講座との関係 |
| 業界向けの通信教育 | 個人で申し込めるか、勤め先を通す必要があるか |
『見本を見ても、自分に合うか分からない』という時は、計算問題の解説を1ページ読んでみるのがおすすめです。手順が追えるかどうかで、その教材との相性がかなり分かりますよ。
学校ごとの講座を比べる時のチェック点
学校ごとの案内を見比べる前に、比べる点を書き出しておきましょう。同じ点で並べると、どこが違うのかがはっきりします。
『案内を読めば読むほど、どれもよく見えてしまう』という声もよく聞きます。そんな時は、次の表の「見る所」を順番に確かめてみてください。
| 比べる点 | 見る所 | 旅行業務取扱管理者で特に気にしたいこと |
|---|---|---|
| 対応する試験 | 講座名・コースの一覧 | 総合・国内・地域限定のどれに対応しているか |
| 教材の年度 | 教材の発行年・改訂の案内 | 国内と地域限定は6月1日、総合は8月1日の法令で試験が作られる |
| 計算問題の解説 | 教材の見本・講義の一覧 | 運賃・料金の計算を、手順から追えるか |
| CBTへの対応 | 国内コースの案内 | 令和6年度から国内試験はCBT方式。パソコンで解く練習があるか |
| 質問の方法 | サポートの案内 | 質問の方法、回数や期間の決まり |
| 模擬試験 | カリキュラム | 本番の時間で解く練習ができるか |
- 受ける試験(総合・国内・地域限定)を決める
- 受ける年度と、試験日までの期間を書き出す
- 勉強する場所(通勤中・自宅の机・図書館など)を書き出す
- 紙とスマホのどちらで学びたいかを決める
- 質問できる相手が身近にいるかを確かめる
総合を目指すなら、海外旅行実務の扱いを見る
総合の試験は4科目で、海外旅行実務だけ200点の配点です。総合に対応したコースを比べる時は、海外旅行実務の教材や講義がどれくらい用意されているかを見ておきましょう。
国内に合格している人は、総合で業法と国内旅行実務が免除になります。免除のある人向けのコースがあるかも、確かめておくと無駄が少なくなります。
国内を受けるなら、CBTと計算を見る
国内の試験は、全国のテストセンターでパソコンを使って受けるCBT方式です。試験室にはメモ用紙と筆記用具が貸し出されますが、電卓は使えません。
計算問題を手で解く練習ができる教材か、講義で手順を丁寧に説明しているかは、国内のコースを比べる時の大事な点です。
地域限定を受けるなら、範囲が合うかを見る
地域限定の試験は、法令、約款(航空運送に係る運送約款を除く)、国内旅行実務(航空運送に係る利用料金や本邦内の地理等を除く)の3科目です。国内より一部の範囲が狭くなっています。
国内用の講座や教材で地域限定の勉強をする場合は、試験に出ない範囲がどこかを把握しておくと、時間を無駄にしにくくなります。地域限定の試験は東京と大阪の2か所で行われ、願書は簡易書留郵便で送る形です。
料金を見る時に確かめる5つの点
講座の料金は、何が含まれているかで意味が変わります。金額を見る時は、次の5つの点もいっしょに確かめてみてください。
『結局いちばん安いところでいいのでは?』と思う方もいますよね。
ただ、同じように見える講座でも、対象の試験や受講できる期間、付いているサポートが違うことがあります。金額だけで比べると、あとで足りないものを買い足すことにもなりかねません。
| 確かめる点 | 確かめる理由 |
|---|---|
| 対象の試験 | 総合・国内の両方に対応したコースと、片方だけのコースでは中身が違う |
| 受講できる期間 | 試験に1回で届かなかった時、翌年も使えるかが変わる |
| サポートの中身 | 質問・添削・模擬試験が料金に含まれているか、別料金かが違う |
| 給付制度の対象か | 教育訓練給付制度の対象講座なら、条件に合えば受講費用の一部の支給を受けられる |
| 割引の条件 | 期間限定の割引や、条件付きの割引がある場合、その条件を確かめる |
教育訓練給付制度は、雇用保険の被保険者などが、厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講・修了した場合に受講費用の一部が支給される制度です。対象かどうかは講座ごと・年度ごとに違うので、厚生労働省の検索システムや各校の案内で確かめてみてください。

受講期間は、試験日から逆算して見る
受講できる期間は、試験日と照らし合わせて見るのが大切です。令和8年度は、国内が9月3日(木)から25日(金)のうち選んだ日時、総合が10月25日(日)、地域限定が9月27日(日)でした。
例えば、受講期間が試験日より前に終わってしまうと、直前の時期に質問ができないこともあります。翌年も受ける可能性があるなら、延長の条件も確かめておきましょう。
最新の日程は各実施機関の案内で確認してください。
「今日まで」「今月まで」の割引を見ると、早く決めたくなりますよね。ただ、対象の試験や教材の年度を確かめないまま申し込むと、受けたい試験に合わないこともあります。割引の条件と講座の中身の両方を確かめてから決めましょう。
通信講座と市販のテキスト、どう組み合わせる?
通信講座を比べた結果、市販のテキストと公式の過去問で進める、という結論になることもあります。どちらにしても、受ける年度に合った教材を選ぶことが大切です。
講座の案内を見比べているうちに、『やっぱり自分で進めてみようかな』と思うこともありますよね。
市販のテキストには、例えば翔泳社の「観光・旅行教科書 旅行業務取扱管理者【総合・国内】テキスト&問題集」のように、総合と国内の両方に対応したものもあります。テキストの選び方は旅行業務取扱管理者のテキストの選び方で紹介しています。
公式の過去問は無料で見られます。総合はJATAが過去5年分の試験問題と正解を、国内はANTAが年度別の出題例と解答を公開しています。
| 組み合わせ | 向いている人 |
|---|---|
| 通信講座だけで進める | 何をどの順でやるか、考える時間を減らしたい |
| 通信講座+公式の過去問 | 講座の教材に加えて、本番の問題の形にも慣れておきたい |
| 市販テキスト+公式の過去問 | 費用を抑えて、自分のペースで進めたい |
講座と公式の過去問を組み合わせる進め方
講座を使う場合も、公式の過去問はいっしょに使っておくと安心です。講座の問題だけだと、本番の問題の言い回しに慣れる機会が少なくなることもあるんです。
- 講座のカリキュラムどおりに、1単元ずつ進める
- 1科目が終わったら、公式の過去問をその科目だけ解く
- 間違えた問題を、講座の教材のどこで説明しているか探す
- 分からない所は、講座の質問の仕組みで聞く
- 試験の前は、本番と同じ時間で過去問を通して解く
独学でいくか、講座を使うか
テキストと過去問で手順を追えるなら、独学でも十分に進められます。一人だと止まりやすい、計算の解説を誰かに確かめたい、という方は講座が支えになります。
講座を使うかどうかを先に決めたい方は、旅行業務取扱管理者の講座の選び方のチェックリストから始めてみてください。
旅行業務取扱管理者ガイド
講座を使って効率よく合格を目指したい方へ
旅行業務取扱管理者試験は、法令・約款の暗記に加えて、運賃・料金の計算や地理など範囲が広いのが特徴です。独学で進めるか、通信講座やスクールで質問や模試の機会を得ながら学ぶか。講座の種類と比べ方、資料請求で確かめたい点をまとめました。
無料旅行業務取扱管理者の講座の選び方を見る試験の日程・受験手数料は各試験の実施機関(JATA・ANTA・観光庁)の案内で最新情報を確認してください。
通信講座選びでよくある相談
通信講座についての相談で多いのは、2つの学校で迷っている、前の年度の教材で受けられるか、の2つです。代表的な3つに答えます。
2つの学校の通信講座で迷っている。どちらがいい?
国内の試験を受けるため、2つの学校の通信講座で迷っている、という相談です。
どちらがいいかは、学校の名前ではなく、あなたの生活と勉強のしかたで変わります。この記事の5つの型の表で、それぞれがどの型に近いかを確かめてみてください。
そのうえで、両方の資料を取り寄せて教材の見本を見比べるのがおすすめです。資料で何を見ればいいかは、講座を資料請求で比べる方法にまとめています。
「この説明なら分かる」と思える方が、続けやすい講座です。
迷った時は、資料を見ながら自分にこう聞いてみてください。
- 「この教材なら、仕事や授業のあとでも開く気になる?」
- 「計算の解説を読んで、同じ手順で自分でも解けそう?」
2つとも「はい」と言える方を選べば、大きく外すことは少ないはずです。
前の年度の通信講座の教材で、今年の試験を受けられる?
数年前に申し込んだ通信講座の教材が手元にあり、今年の試験にも使えるか、という相談です。
試験は、国内なら6月1日、総合なら8月1日の時点の法令で作られます。その間に法令や約款が改正されていると、古い教材の内容が今の試験と合わないことがあります。
また、国内の試験は令和6年度からCBT方式になりました。古い教材を使う時は、新しい年度の公式の過去問や出題例で、内容が変わっていないかを確かめながら進めてみてください。
1冊の教材で、国内と総合の両方を勉強できる?
手元のテキストが国内と総合の両方に対応していて、1冊で両方の試験に使えるか、という相談です。
総合と国内に両方対応したテキストや講座はあります。ただ、総合だけにある海外旅行実務は200点の配点なので、教材の中でどれくらいの分量があるかを見ておきたいところです。
国内を先に受ける場合は、まず国内の範囲を仕上げ、合格してから海外旅行実務に進む、という使い方もできます。
よくある質問
旅行業務取扱管理者の通信講座は、どこがおすすめですか?
学校ごとに対応する試験や形式が違うので、一番を決めることはしていません。受ける試験と、紙かスマホかなどの学び方に合う講座を、資料を見比べて選んでみてください。
通信講座の料金はどれくらいですか?
料金は学校や年度、コースによって変わるため、この記事では載せていません。対象の試験・受講期間・サポートの中身・給付制度・割引の条件を、各校の公式ページで確かめてみてください。
地域限定の試験に対応した通信講座はありますか?
対応しているかどうかは講座ごとに違うので、各校の公式ページで確かめてみてください。地域限定の試験は、国内より一部の範囲が狭くなっています。
通信講座の教材は、受ける年度に合わせて届きますか?
講座によって違います。試験は基準日時点の法令で作られるので、申し込む前に、受ける年度の試験に合わせた教材が届くかを学校に確かめておきましょう。
JATAやANTAが推薦している講座はありますか?
ありません。JATAとANTAは、公的な立場から特定の参考書や講座を紹介していません。
まとめ
- 旅行業務取扱管理者の講座を案内している学校は複数あり、中身は公式で確かめる
- 講座は、学校名より「どの型の講座か」で比べると分かりやすい
- 比べる点は、対応する試験・教材の年度・計算の解説・CBT・質問・模擬試験
- 料金は、対象の試験・受講期間・サポート・給付制度・割引の条件とセットで見る
- 講座を使わず、市販テキストと公式の過去問で進めるのも1つの答え
まずは受ける試験と、勉強する場所を書き出してみましょう。そのうえで、気になる講座の型を確かめるところから始めてみてください。





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